相談時の状況
お母さまより電話にてご相談頂き、後日事務所に起こし頂きました。
社労士による見解
この方は約7年前より不眠の症状がはじまり精神科を受診する事に抵抗があった為、市販薬を服用されていました。
その後、感情のコントロールが出来ない状態になり精神科を受診しうつ病と診断されました。その後も症状は悪化し興奮状態から警察沙汰になる事もありました。
現在の状態をヒアリングした結果、住民票では一人暮らしになっていますが家族のサポートなしでは生活が出来ない状況だった為、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。
相談から請求までのサポート
当初、遡及請求も視野に入れて手続きを進めましたが、1年6カ月時点での診断書は病名も障害年金に該当しない病名であり状態も非常に軽い状態で作成されていた為、遡及で認められる可能性は低いと判断し事後重症請求に注力しました。
相談時点で社会保険に加入していましたが、殆ど出勤していない状況だった為、診断書作成依頼時に主治医へ就労状況を情報提供し診断書に就労状況を詳細に記載して頂きました。
結果
障害基礎年金2級に該当し年間約78万円を受給しました。
社会保険に加入中であっても就労の実態や職場でのサポートの状況次第では年金を受給できる場合があります。障害年金は全て書類で審査される為、いかに正確な書類を作成できるかが重要になります。申請の際は専門家へ相談される事をお勧め致します。