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初診の病院がカルテを破棄したが、統合失調症で障害基礎年金2級を受給出来た事例

 

相談時の状況

まずはご家族から電話にて相談頂き、後日事務所へお越し頂き面談を行いました。

社労士による見解

この方は、中学年生の頃から幻覚や幻聴を自覚されるようになりました。学校に行く事が出来ず欠席も多い状況でしたが、なんとか高校まで卒業されました。卒業後は就職しましたが、すぐに症状が悪くなり退職され、その後は継続した就労が難しい状況になりました。その後結婚されましたが、子育てに悩みパニック状態になり物を壊すなどの陽性症状が強くなり入院する事もありました。相談に来られた時点では意欲の低下など陰性症状が強い状況でしたので、発病からの経緯をヒアリングの結果、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。

相談から請求までのサポート

初診日が20年以上前であり、初診の病院へ確認したところカルテが破棄されていました。2番目の病院も10年以上前の受診だった為カルテが破棄されており初診の証明が難しい状況でしたが、現在の掛かりつけ病院へ転医する際に2番目の病院からの紹介状を持参し受診しており、現在の掛かりつけ病院へ確認した所、紹介状が保存されておりましたので、取り寄せました。記載内容を確認した所「中学生の頃〇〇病院精神科を受診」と記載されていました。この紹介状は8年前に作成されたものであり、記載内容から20歳前に受診している事が明らかである事が証明できると判断しました。また、ご本人と面談の際、中学校の時の担任の先生と年賀状のやり取りがあると聞いていましたので、担任の先生にも第三者証明を依頼しました。当時の事を良く記憶されており的確な第三者証明を作成して頂けました。

結果

障害基礎年金2級に認められ年間約100万円を受給しました。

障害年金制度において初診日の証明は非常に重要です。原則初診日を明らかに出来る書類(診断書等の医療機関の証明)の添付が必要ですが初診を証明する書類が添付できない場合でも初診日を合理的に推定できる一定の書類により本人が申し立てた初診日が認められる場合があります。

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